ホームへ戻る

カテゴリー

新着記事

ここ1ヶ月間の人気の記事

親世帯と子世帯の絆を深めるために

二世帯住宅をリフォームを上手にする5つのポイント

二世帯住宅をリフォームを上手にする5つのポイント

急速な社会の高齢化を受けて、住宅の形態もずいぶんと変わって来ています。特に変わったのは二世帯住宅で、様々な角度から検討されて来ました。 ところで、二世帯住宅は一世帯が入る住宅とは違う点があり、気をつけるべきポイントもあります。 この記事では、二世帯住宅リフォームを上手にするポイントについて取り上げたいと思います。

1)二世帯住宅リフォームでの形態を選ぶポイント

まずは二世帯住宅リフォームの形態を選ぶポイントについて述べたいと思います。

二世帯住宅の形態は?

まずは二世帯住宅の形態について復習したいと思います。
二世帯住宅の形態としては、主に3つのタイプが挙げられます。
居室や設備を完全に二世帯に分離する「完全分離型」、玄関などの一部の設備を共用する「部分共用型」、そして浴室やトイレやリビングまでも共用する「共用型」となります。

どの部分まで共用するか?

二世帯住宅の形態によって、「二世帯間の距離」、「プライバシーの範囲」が違って来ると言えます。そして、二世帯住宅を選ぶ上での大きなポイントになるのは、双方のプライバシーの範囲を「計る」こととなるのです。
具体的には、設備をどこまで共用するかがポイントになります。プライバシーを高いレベルで守りたいのならば、完全分離型を、世帯間のプライバシーの仕切りが低く出来る場合には、設備の共用の範囲を広げるのも良いでしょう。

2)一階に親世帯、二階に子世帯にリフォームする時のポイント

二世帯住宅の分離の範囲を具体的にイメージする場合、二階を子世帯、一階を親世帯とするケースが多くあります。
この場合にも独自のポイントがあります。リフォームのポイントはどこでしょうか?

二階は騒がしくなるかも

一階を親世帯、二階を子世帯とする二世帯住宅は多いですが、あらかじめ生活の違いを計算に入れておくことが、リフォームのポイントとなります。
例えば、よく言われる話としては、生活時間帯の世帯間での違いがあります。仕事の都合などで子世帯の生活時間帯が夜型にシフトしがちなことです。また、子世帯に小さい子供がいる場合には、足音が下に響くことが言われます。
二階の子世帯の方が騒がしくなることが懸念され、親世帯は不快に感じる危険性の回避がリフォームの課題となるのです。

リフォーム時の間取りの工夫

生活時間の違いや、子供の走る音の問題を回避する手段としては、リフォームの際の間取りの工夫がポイントとなります。
例えば、子世帯のリビングの真下に親世帯のリビングがあるリフォームとする場合、二階のリビングで子供が騒ぐと下の親世帯のリビングに音が響きます。その場合は一階と二階のリビングの配置を変えたリフォームとすることが、問題の緩和に繋がります。
二階のリビングと一階のリビングの位置が違うリフォームとするならば、二階リビングの足音が一階リビングには響きにくくなるからです。

3)浴室などのリフォームのポイント

次に、浴室などのリフォームのポイントです。

使用する時間帯の違いに気を付ける

浴室を共用する場合に気を付けるべき点には、生活時間の違いがあります。浴室は子世帯が夜遅くに使うパターンが多いのですが、例えば、親世帯の寝室の隣の浴室を設けると、使用時の音が親世帯の寝室に響いてしまう場合が考えられます。
かと言って、親世帯の寝室と浴室を離し過ぎますと、バリアフリーの上であまり望ましく無い家となってしまいます。

リフォームは廊下などの配置で対応も可能

浴室やトイレと親世帯の寝室を距離的に離したリフォームとすることは望ましくありませんが、廊下の向かい側などに設置すれば、距離を置かずに音の対策が取れます。
廊下があれば、寝室までに廊下の分だけの距離が取れることと、廊下と寝室の壁が増えるので、騒音が小さくなるからです。
この様に、二世帯住宅では廊下の配置などもリフォームのポイントとなります。

4)光熱費分担を上手にするリフォームのポイント

二世帯住宅の実際の生活が始まると、発生するコストの負担が意外に問題になります。
つまり、水道光熱費についてです。
これは、二世帯の設備の共有によって変わりますが、浴室などを分離してリフォームをするならば、子メーターを設置することによって可能となります。
しかし、浴室などを共用するならば費用の折半も難しくなります。リフォームをする前に話し合うのが重要になります。

5)建築費を分ける上でのリフォームのポイント

二世帯住宅のリフォームは一般の住宅と比べて、高くなる場合が多いです。傾向としては、共用する部分が少なくなるとそれだけ建築コストが高くなります。
これは、浴室やトイレ、そしてキッチンなどの設備が二重となるため、発生する設備費用も二倍になってしまうからです。
問題は建築費用をどうするかですが、資金計画をどうするかが最大のポイントとなります。特にローンを利用する場合には、自己資金の負担方法と返済計画が重要となります。

6)まとめ

二世帯住宅のリフォームは親世帯と子世帯が助け合うことが出来るなどのメリットがありますが、二世帯間の距離やプライバシー、そして生活の時間帯などの検討が、上手いリフォームのポイントとなります。
一見すると難しくも思えますが、この部分を乗り越えれば、双方の世帯が充実した二世帯住宅とすることが可能です。親世帯と子世帯の団結が重要です。十分に話し合って、より良い二世帯住宅としましょう。