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ベランダ・バルコニー・テラス・デッキの意味と注意点

ベランダ・バルコニーをもう一つの部屋として活用する

ベランダ・バルコニーをもう一つの部屋として活用する

ベランダ・バルコニーの使い方で住む人の幸福度が違うという統計があります。ガーデニングなどに活用ししている住人は生活が充実していると感じるという事です。ちょっとしたアイデアで暮らしを変えるきっかけにしたいものですよね。

ベランダ・バルコニーの深い意味

ベランダやバルコニーは日本では濡れ縁と言われています。

日本でも昔から多用されてきたものです。

濡れ縁の室内型が縁側です。

冬はサンルームになり、ご近所さんとの井戸端会議の場にもなり、作業の合間に靴を脱がなくても休めるお茶休憩の場にも使われました。

障子で仕切った部屋を個室として使用する場合には廊下として活躍したのです。

現在では、ベランダを物干し場として使用するケースが多くなっています。

広めのデッキにして夏場には食事を楽しんだり、子どもの安全な遊び場になることもあるかもしれません。

子どもが小さいうちはプール遊びをするにも便利なものです。

ベランダ・バルコニーの使い方で住む人の幸福度が違うという統計があります。

ガーデニングなどに活用ししている住人は生活が充実していると感じるという事です。

ベランダやバルコニー、サンルーム、デッキなどを活用できると幸福度が上がるのはとても理解できます。

ちょっとしたアイデアで暮らしを変えるきっかけにしたいものですよね。

ベランダを使用する際の注意点

ベランダは建物から張り出している防水工事を施された部分で、庇や軒下に収まるものを言います。

屋根やひさしのでっぱりが1メートル以内であれば建築面積には算入されません。

ベランダの活用法は圧倒的に「物干し場」が多いのです。

けれども、洗濯物を干すとスペースがなくなってしまう狭いベランダにも何か工夫を凝らすことができれば暮らしの満足度が上がりそうです。

「椅子一つ置いて、空を見ながら珈琲を飲むひと時を楽しむ」「テーブルも置いて食事を楽しむ」「ガーデニングを楽しむ」「子どもの遊び場をつくる」など。

まず椅子一つ置く。

すると視界に緑が欲しくなる。

世話が苦手なら造化を飾る、と楽しみが広がりそうです。

ベランダには壁がありませんからひどい雨の時は入ってきます。

掃除が簡単であることも考えておきたいですね。

そしてベランダ機能として最も大切なものはマンションにおいては「避難通路」になっているということです。

隣との境目になっているパネルのそばにはモノを置いてはいけないということと、避難の障害になるすぐに動かせないものを置いてはいけません。

また、ベランダやバルコニーはマンションでは「共用部分」になります。

管理規約・使用細則などを念頭に置いてベランダの活用計画をしましょう。

バルコニーについて

バルコニーは屋根のない、防水工事を施されたでっぱりです。

屋根やひさしのでっぱりが1メートル以内であれば建築面積には算入されません。

ルーフバルコニーは下の階の屋根上を利用したスペースのことを言います。

ロミオとジュリエットがバルコニー越しにささやき合ったあの形です。

バルコニーには屋根がありませんが、晴れた日の物干しや、日当たりのよさを活用できるといいですね。

折りたたみいすを置いて日光浴など外国でよく見られますし、パラソルにソファーでくつろぐことにも憧れます。

ただ、憧れてつくったバルコニーを十分活用できずにいるという方も多いと思われます。

屋外の開放感を満喫できる時を1週間に一度でも持つことで、バルコニーは重要なもう一つの部屋になり得ますから、ぜひ活用したいですね。

掃除がしやすく、雨がかかっても大丈夫な素材の椅子を一つ置くことから始めましょう。

テラス・サンデッキについて

テラスやサンデッキは、屋根がなく防水工事を行わないスペースです。

屋根やひさしのでっぱりが1メートル以内であれば建築面積には算入されません。

盛り土をして石やタイルなど土系の素材で仕上げたモノをテラスといいます。

一方でデッキとは船の甲板が語源であり、板張りで仕上げてあるスペースのことを言います。

日本で言えば濡れ縁のことです。

主に一階に設けられることが多いわけですから、庭の一部でありながら、リビングやキッチンとの一体感を持たせることで、部屋を広く見せられます。

リビングが狭めな場合でも床仕上げを似たものにすることで部屋の一部として使用することも可能です。

雨かかりになるので、排水経路をととのえたり、雨水の室内への侵入に関して注意が必要です。

サンルームについて

昔の日本家屋にはよく見られる縁側。

これは冬のサンルームでした。

夏には屋根で遮られるので陽が入らず、冬の寒い間の日光をうまく家の中に取り込むしくみなのですね。

サンルームを設けることによって冬の暖房コストを抑えるパッシブなソーラーシステムもあります。

サンルームを植物園にしたり、物干し場にする姿もよく見られます。

後付け可能なので、一回リビングの外に設けるケースも多いです。

気を付けなければならないことは、サンルームは床面積に算定されるという事です。

建蔽率がいっぱいのところにサンルームを増築すれば、違法建築になってしまいます。

ベランダ、バルコニーなどの形式

それぞれの定義と使い方が分かったところで、戸建て住宅の場合どんな取り付け方法があるかを見ていきます。

ベランダの形式

下に居室がないベランダ

「家から張り出しをつくるタイプ」「アルミ製品で、柱で支えるタイプ」の大きくわけて三つの方法があります。

張り出しが大きい場合は家から張り出しをつくるタイプに於いても柱で支えることがあります。

下に居室があるベランダ

大屋根に埋め込んで、外からはベランダとわからない形式に設計することもできます。

雨水排水計画、防水施工には特に注意が必要です。

ルーフバルコニー

マンションの屋上階に造られることが多く、雨水排水計画、防水施工に注意が必要です。

防水シートの耐用年数が10年~20年であり、防水のやり替えリフォームを考慮する必要があります。

テラス・デッキ

テラスは庭の一部としてお手入れをします。

床材の貼り方や下地にもよりますが、目地が割れて草が噴き出ることもあります。

緑地を設け、遮光や遮熱に効力を発揮する庭としての役割を考えながら設置する必要があります。

費用もかかるので庭をキレイにしているとみられやすいテラスの家は空き巣に狙われやすいと言え、防犯上の備えも十分にしたいものです。

サンルーム

既製品として出回っているサンルームを後付けする場合は、既存の壁を抜く必要があります。

建築確認申請提出が必要となります。

また、家の保証自体が無くなる場合があるので、注意が必要です。

契約書を呼んでもわからない場合は、直接施工会社に聴いておきましょう。

まとめ

ベランダやバルコニーの活用法によって、住人の幸福が変わるなんて驚きですね。

部屋の一部だという意識が少なく「外部」だと規定されているし、そう思っている人は多いのです。

逆に言えば使い方次第で「もう一つの部屋」を手に入れられるわけですから暮らしの豊かさが増すことは確かです。

ちょっとチャレンジしてみたくなりますね!