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古いマンションのリフォーム時に把握すべき注意点とは!

古いマンションリフォームの落とし穴とは?

古いマンションリフォームの落とし穴とは?

壁紙が汚れてボロボロになってしまったり、キッチンやトイレなどの設備機器も古くなって調子が悪くなってきたのでそろそろリフォームをしたいと思っていませんか? でもその前に、古いマンションには注意する点がいくつかあります。知らないでリフォームするととんでもないトラブルに発展する恐れも!?そのトラブルの原因は新しいマンション規則(基準)が原因って知っていますか?トラブルになる前にマンション規則(基準)のよくある注意点をいくつか紹介します!

一番多いのは床のトラブル!?

マンションリフォームの中で、特にトラブルの多い原因は床のリフォームです。それはなぜでしょうか?
実は古いマンションの中には、床の規則(基準)が新しい規則(基準)と違いあまり厳しくありませんでした。その規則(基準)とは、『遮音・防音』効果のある床材を使用することです。この『遮音・防音』効果のある床材は、下階の住人に、上階の話し声や人が歩く音などの生活音を軽減する効果があります。
古いマンションで今まで大丈夫だったのにリフォームすると『遮音・防音』対策をなぜしなくてはならないのでしょうか?
それは近年では上階と下階の住人との騒音問題というトラブルが数多く起こり、その解決策として『遮音・防音』効果のある床材を使用するように規則(基準)が変わりました。その為に、その規則(基準)を知らずに以前のままの『遮音・防音』効果がない床材を使用すると規則違反の為に、工事のやり直しなどの、必要以上の出費に繋がるので注意が必要となります。また、『遮音・防音』効果のある床材にもマンションによっては指定基準にそれぞれ違いがあります。それぞマンションの基準に準じた効果の床材を使用しなくてはならない場合があるので、事前に確認しておく必要があります。マンションの規則(基準)についてはマンション管理組合などに問い合わせると教えてもらうことができます。

ついていますか?火災報知器

古いマンションの中には、火災報知器が設置されていない建物もあります。これは万が一火事が発生した場合に、火災発生の警告と共に、火災による逃げ遅れの被害が起きないようにいち早く知らせる為の役割も兼ねています。この火災報知器がついていないという事は大問題です。
火災報知器の設置は『消防法』により義務つけられています。古いマンションなどに元々火災報知器が設置されていない場合は、建物の構造上、電気の配線などが難しい場合があります。その場合は『電池式火災報知器』の設置をお勧めいたします。火災報知器の内部に乾電池が埋め込まれているために、電気の配線問題に関係なく容易に設置することができます。また、電流式火災報知器よりも乾電池式火災報知器の方が安価の為に、費用面にお悩みの方にも設置しやすくなっています。リフォームの際は必ず火災報知器の設置をしましょう。

給湯器や電気温水器の設置場所は変えられない?

生活にしていく中で必要なモノの一つとして、お湯ではないでしょうか?お湯はキッチンで使用するだけでなく、お風呂での使用が一番多いでしょう。ではお湯は何処から供給されるのか知っていますか?マンションの各世帯の一角に給湯器や電気温水器を設置できる場所を確保しており、その給湯器や電気温水器からお湯は供給されます。
マンションによって、この給湯器や電気温水器の設置場所は違っており、給湯器の場合は
ベランダや『パイプスペース』に設置されていることがあります。
古いマンションにおいては、給湯器などなく、代わりに『湯沸かし器』がキッチンに設置
していたり、お風呂には『バランス釜』という機器が浴室内部に設置していることがあり
ます。
また、電気温水器のようなものは居住空間の一角を設置スペースにしていることがあります。
電気温水器のような機器が居住空間の一角を占拠していることで間取りがイビツになっていたり、部屋の広さを確保しにくい場合もあります。
その為、リフォームの際に給湯器や電気温水器の設置場所を変更をして居住空間をより広く取りたいと誰もが願うことではないでしょうか?
しかし、この給湯器や電気温水器の設置場所の変更にも注意が必要になります。特に居住空間の一角に設置してある機器をベランダやパイプスペースに変更する場合は、どうしてもマンションの『躯体』に開口を開ける作業などをしなくてはいけません。しかし、この作業に問題があります。マンションの構造上『躯体』自身に開口をむやみに開けることができないのです。開口を開けてしまい、マンションの耐久性に問題が生じた場合は、もしもの時に倒壊の原因となり、最悪の場合立て替えや保証問題などのトラブルになることもあり、リフォームどころではなくなります。
給湯器や電気温水器が邪魔だから設置場所を変更するという簡単な感覚では変更ができないのです。
給湯器や電気温水器の設置場所の変更の際は、必ずマンション管理組合などに確認しましょう。場合によっては変更の許可が通ることもありますが、古いマンションの場合は構造上、耐久性に乏しい為に許可が通るのが難しいことがあります。
また、電気温水器のような『タンク』が大きいモノはベランダなどに設置することで『避難経路』の妨害になることがあり、設置場所としては難点があるので注意が必要です。
設置変更ができない上での、リフォームを検討することも考えておきましょう。

代表的な問題点をピックアップしてみました。どれもリフォームの際はマンション組合に規則(基準)を伺い相談してからリフォームを検討しましょう。また、分からない場合は専門の方に、相談しながらリフォームプランを考えていきましょう。