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両親との二世帯住宅のストレス!

二世帯住宅で「ストレス」を発生させないリフォームポイント

二世帯住宅で「ストレス」を発生させないリフォームポイント

二世帯住宅は異なる2つの世帯が暮らす住まいなので、厄介な問題と言えばストレスの発生です。 これは、ストレスが発生しにくい環境作りをすることで回避できます。 リフォームで二世帯住宅にする場合は、ストレスが発生しないポイントを踏まえて計画しましょう。 二世帯住宅に発生してしまうストレスやリフォーム対策など、ご紹介していきます。

光熱費の分担のストレス

お互いの光熱費のメーターを2世帯で1つにして一緒に使い、後に光熱費を分配して光熱費を支払うようにすることで、トラブルが起きてしまうことがあります。

例えば、毎月一定の光熱費を親世帯から子世帯に渡すことになっていたのに、いざ支払うとなると「孫におもちゃ買ってあげたから、今月は3万円でよろしく」など、勝手な光熱費支払額の減額を宣言される場合など、考えられないトラブルが発生することは少なくありません。

子世帯は親世帯に文句を言えないので、泣く泣く多くの光熱費を支払うことになります。

お金のストレスは、とても大きなストレスとなってしまいます。光熱費の支払いに対してあらかじめ決めた一定の支払額を守ることができないのであれば、光熱費は分配するのではなくお互いにメーターを別に設置して世帯別に支払いをするようにしましょう。

光熱費のメーターは、リフォーム屋さんにお願いすることで、ガス、電気、水道全ての光熱費のメーターを世帯別に取り付けてくれます。

プライバシーが確保されていないストレス

各個室が確保されていても、片方の世帯が自由に入り込める手段があれば、プライバシーが確保されているとはいえません。特に年配の方の中には、何の前触れもなく突然子世帯の部屋に入ってくる場合もあるようです。

プライバシーを確保したい場合は、親世帯と子世帯の生活スペースを完全分離して、互いに容易に行き来できないようにすることも1つの方法です。

それでは二世帯住宅にした意味がないと思う方もいると思いますが、自由に勝手に行き来されるようではストレスが溜まってしまいます。室内に扉を設けて互いの世帯を行き来できるように考えるご家庭もあるようですが、自由に行き来できることはプライバシーを確保することができない状態を作るようなものです。

また、自分の個室へ入られることが気になる場合は、鍵を付けてプライバシーを確保することも1つの方法です。

鍵まで付けて避けるなんてと思われるかもしれませんが、最初から鍵が付いていれば何の違和感もありません。後で取り付けるとあからさまになってしまうので、二世帯リフォームの際は寝室のカギも一緒に取り付けると良いでしょう。

玄関の出入りの際のストレス

二世帯住宅で玄関を1か所で共通で使う場合、互いの世帯の玄関の出入りが気になってしまいます。玄関の出入りの音というのは想像以上に大きく、気にかけてしまうものです。

また、来客者が来た場合、同じ1つの玄関を使っていれば片方の世帯へのお客さんのインターフォンにも対応しないといけない場合もあります。自分とは関係ない来客への反応というのは、意外と気になってストレスとなってしまうものです。

完全分離型の二世帯住宅の場合は、玄関は別にした方がプライバシーを確保できてストレスとなりません。

どうしても1か所の玄関しか設けることができない場合は、インターフォンを別々にして世帯別に付けると、世帯別の来客に対し分けて対応させることができます。

キッチン使用のストレス

キッチンはその家の主婦の域といわれており、主婦により使い方や勝手が異なります。そのため、「台所に女ふたり立たさず」といわれるように、キッチンには女性1人が立つ事が理想と言われています。

2つの世帯が1つのキッチンを使うと2人の女性が使うことになるので、相手のキッチンの使い方が目に付くものです。よくあることは、親世帯からの子世帯へのキッチンの使い方の意見です。ありがたい助言のこともあるのですが、それが積み重なるとストレスとなってしまいます。

キッチンでストレスを溜めないためには、キッチンは世帯別にすべきです。もし世帯別にキッチンを設けることが難しい場合は、子世帯の方にミニキッチンの設置を検討すると良いでしょう。

浴室使用のストレス

二世帯住宅で何でも分離にするとスペースも費用もかかるので、ある程度の水まわりを共用しようと考える方も少なくありません。特に浴室は高いリフォーム費用となるので、1つを二世帯で使うという場合もあります。

しかし、浴室の共有は意外にストレスが溜まります。

お風呂というのは、高齢の方は早く入る傾向があります。しかし、若い方は夜遅く入ったり朝入ったりする場合があります。この若い方の行動に高齢の方がついていけず、ストレスとなってしまう場合があります。

また、若い世帯も夜遅く入ることに気が引けてしまい、自由にお風呂に入れないことでストレスを感じてしまうことがあります。

お風呂は利用する時間帯が合致していないと、共有が難しくなってしまいます。そのため、ストレスを抱えないためには、お風呂は世帯別に設置すべきといえます。

まとめ

今回は、二世帯住宅で発生してしまうストレスを発生させないリフォームポイントについて、ご紹介いたしました。

2つの世帯が楽しく快適に暮らしていくためには、ストレスを感じない生活が大事となります。ストレスが発生しない二世帯住宅にリフォームして、二世帯全員で楽しく暮らしていける住まい造りをしましょう。