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そのマンションリフォーム、いくらかかる?

マンションのリフォーム可能な範囲とリフォーム価格相場

マンションのリフォーム可能な範囲とリフォーム価格相場

装を全面的にリフォームするとそれなりにまとまった費用がかかります。予定の物件が現状のママで使用可能であれば、あと何年後にリフォームする必要が出てくるか、いくら用意する必要があるかということを事前に知っておくことは大事です。計画的に暮らしをプランニングすることで安心・安全な住まいを得ることができます。

マンションのリフォームで可能なこと

中古マンションを購入したら、管理規約や使用細則などでリフォーム可能な範囲を決めていきます。

そんなとき具体的にどこをどのように変更するといくらぐらいかかるのか、予算取りのためにも自分で概算費用を見積もっておくと物件選びにもリフォーム会社選びにもスムーズになります。

マンションリフォームの各部位にどれぐらいの費用がかかるのかを見ていきましょう。

内装・建具でできること

耐震壁や外部に接するドア、サッシ、エアコン、換気扇など構造体やマンションの外観に重大な障害を及ぼす位置変更や改修などはできません。

できるのは躯体コンクリートの内側、入口ドアからサッシの内側までです。

直貼り工法の床の場合、変更できるのは仕上げ面のみとなります。

換気するのに窓が小さいからと言って、大きいサッシに取り換えることはできません。

風通しを良くしたい場合は、間仕切り壁の配置を変えて工夫することは可能です。

設備周りでできること

配管の移動が可能な場合は、水回りの場所自体を移動することも可能です。

その場合、配管のためのスペースが取れることが条件となります。

基本的には配管をそのまま利用し、便器やキッチン、ユニットバスだけを交換するリフォームが多いです。

ユニットバスを檜の浴槽にし、従来工法の浴室にすることはできません。

ユニットバスを同じサイズで最新設備を取り入れたユニットバスに取り替えることは可能です。

天井高の事

リビングに畳敷きの小上がりを付けるというリフォームの場合、天井高はその分低くなります。

天井高をできるだけ高くしたいという要望も多いものですが、平均的には天井高は240㎝であり、天井高を確保できる最低限の階高でマンションの設計をしているために、それ以上天井高をあげられない場合が多いでしょう。

吸排気ダクトスぺ―スを確保するために天井裏を利用します。

店舗の場合、より天井高を高くして空間を広く見せたいためにエアコンやダクトを露出して仕上げるケースもよく見られますが、一般住居の場合、掃除などメンテナンスの問題もあり管理規約、マンションの詳細図などで、可能範囲を確認する必要があります。

水回りのリフォームの相場

水回りの設備はデザインも機能もどんどん進化していきます。

掃除も簡単で汚れにくい最新型のモデルに変更したいという気持ちは主婦ならば持つのではないでしょうか。

家の掃除の中でゆううつなトイレ、バスルーム、キッチンという水回りはいつもきれいにしていないと落ちないカビ汚れがこびりついてしまいます。

家事を短縮してもっと有効に時間を使いたいというのは多くの主婦の希望ですから、水回りのリフォームはとても重要です。

キッチンリフォーム

「壁面に付いた流し台を、対面式のキッチンに変えたい」が叶うかどうかは床下の給排水管がどのようにつながっているかを調べなければなりません。

配管状況によっては移動が難しいケースもあります。

キッチン自体を取り換えることは可能です。

キッチンの移動を伴う大がかりなものやグレードの高いシステムキッチンを選んだ場合は300万円を超える可能性もあります。

キッチンリフォームの平均価格:約50万円

トイレリフォーム

トイレリフォームのポイントは掃除のしやすさです。

毎日上から下まで掃除をしても8分以内で掃除ができることを目標にしたいものです。

  • トイレリフォームの平均価格:約40万円
  • 洗面所のリフォームの平均価格:約20万円

バスルームリフォーム

バスルームは浴槽を広くしたい、またぎ部分に台を作りたいなどのニーズがありますが、枠内に収まるユニットバスの中から選択する形になります。

バスルームのリフォーム平均価格:約100万円

居室リフォームの相場

住空間を豊かにすることが主な目的でリフォームをします。

デザイン的にもモダンでスッキリした内装が好まれ和室を洋室にするリフォームや、逆に和室の良さをもっと取り入れたいとリビングに小上がりを付けるなどのリフォームも好まれます。

リビングの内装をリフォームする

現在は室内を禁煙にしている家も多いものですが、実は見える煙だけではなく住居には様々な気体が存在しています。

タバコ、アルコール、お料理、アンモニア、ミルク、飲み薬臭など生活の匂いが、空気だけではなく壁や天井に付着します。

わかりやすいのは腰壁を板張りにしているケースです。板を触った時にさらっとしていなくて粘っこい場合は、クロスにも匂いが染み付いていると考えられます。

  • クロス張替え工事:約5万円~/6畳間
  • 床材の張替え工事:約20万円~50万円(工法によっても異なる)
  • 床暖房の新設:約50万~
  • マンション全体リフォーム:約100万円~1,500万円

和室をリフォームする

和室は、赤ちゃんがいる間のおむつ替えやお昼寝の場としてとても重宝します。

また裸足で過ごせる快適さやゴロ寝など、日本人の暮らしに馴染んでいます。

時には客間として、お茶室としても使用できる転用用途の高い和室を求める声も多いのです。

  • 畳の裏返し(畳を裏返すだけ):約4,000円/1枚
  • 畳表替え:約4,000円~15,000円/1枚
  • 畳表+畳床:約9,000円~35,000円/1枚
  • 障子の張替え:約1,500円~8,000円/本
  • ふすまの張替え:約1,500円~50,000円/本
  • 和室を洋室にリフォーム:約40万円~100万円

収納リフォーム

和室に設置されている押入れは布団の収納用にできており、現代の暮らしにマッチしなくなっています。

季節ものや通常使わないモノの収納スペースになることも多く、普段出し入れが頻繁でないために湿気がこもりカビの原因になりがちです。

使いづらい押入れを改造して隅々まで分かりやすい収納庫を造りたいものです。

収納の造作:約10万~60万円/1箇所

バリアフリーリフォーム

廊下、トイレ、バスルームの手すり設置や、段差の解消など車いすでの移動や、室内での転倒事故を防ぐための工事です。

  • 手すりの設置(下地含む):約15,000円~50,000円/m
  • 全面バリアフリーリフォーム:約200万円

まとめ

内装を全面的にリフォームするとそれなりにまとまった費用がかかります。

予定の物件が現状のママで使用可能であれば、あと何年後にリフォームする必要が出てくるか、いくら用意する必要があるかということを事前に知っておくことは大事です。

計画的に暮らしをプランニングすることで安心・安全な住まいを得ることができます。