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床材の特徴、そしてメリットとデメリットとは

床に傷が目立つようになったので床のリフォームを考えています

床に傷が目立つようになったので床のリフォームを考えています

多くの材料の特徴を知り、広い選択範囲から、色だけでなく適切な素材を選びたいものですね。

床に傷が目立つようになったので床のリフォームを考えています

”フローリング床の色を白木系の色か、こげ茶のダーク系の色で悩んでます。

ちなみに現在はナチュラル木目調のクッションフロアです。

子供がまだ小さいし、白木系の方が広く明るく見えそうに思うのですが、私自身は落ち着いた感じにしたいので濃い茶色に魅力を感じ、悩んでます。

1色決めたら、家全体のフローリングの部屋がその色になりますから、迷いも深くて。

床の色で家具も決めようと思っているのでリビング・ダイニングテーブル等の家具は決まっていません。

雰囲気だけでなく、掃除のしやすさとか、家具との合わせやすさとか、床材自体のメリット・デメリットは何でしょう。”

床材の色を変えるだけでお部屋の雰囲気は大きく変わります。

楽しみであり、だからこそ色の印象はとても大事ですよね。

迷うのもよくわかります。

床材のリフォーム時期はおよそ15年と言われています

15年間お付き合いする床を納得して決めましょう。

床材の種類とメリット、デメリット

複層材フローリング

フローリングというと、現在もっとも使われているタイプです。

合板や集成材に化粧合板を張ったものです。

なかでも、床暖房、防音、水回りに対応するタイプもあります。

表面の化粧合板には、ナラ、ブナ、サクラなどあり、色も各種揃っています。

メリットは本物のフローリングと変わらない素材感と、それでいて素材に反りや浮きなどが起きにくい均質性に富むことです。

無垢材に比べても、摩耗や色あせが起きにくいこと、汚れやシミを防ぐこと、雑菌が入り込みにくく繁殖を抑えること、耐久性が高いこと、ワックスがけ不要の仕上げができることなどメリットはたくさんあります。

床のリフォームは張り重ねて行うケースがもっとも費用がかからないのですが、リフォーム用の薄い素材も出ています。

デメリットは、リフォームの際に張る重ねる分が高くなり、建具を削って調整が必要なる場合があることです。

無垢材フローリング

天然目の一枚板を切り出して一枚一枚張り合わせる、本来のフローリングです。

自然の風合いや木の香りは人をリラックスさせ癒しの元になりますよね。

素材には強度があり収縮が少ないチーク、衝撃に強く耐久性の高い高級なウォルナット、硬く耐久性に富むオーク(ナラ)、柔らかく温かみのあるパイン、保湿性に富み木目がストレートな杉、水に強く耐久性のあるヒノキなどがあります。

それぞれ木肌に特徴があり美しいものです。

仕上げ塗装は、オイルステンやウレタン塗装が施されます。

木目を生かす色合いが好まれます。

そのほかのメリットとして、経年変化を楽しめることがあげられます。

木材の調質機能があるために乾燥具合や湿度により木が“暴れる”ため、その家ならではの味が出ます。

使うほどに艶がでて風合いに深みが出ます。

古民家カフェなどが人気の理由はそうしたノスタルジックな感覚を楽しめるからなのです。

デメリットは、木が“暴れる”ことで、反りや隙間ができ室温を一定に保つための工夫が必要なことです。

また、品質の色合いや木目がまちまちになり均一性には欠けます。

木が暴れる、素材のばらつきなどのデメリットを克服しながら木の雰囲気を楽しめる複合フローリングが開発されたのにはそういう理由があるわけです。

目地に誇りがたまったり、隙間を処理したりとメンテナンスには比較的手間を必要とします。

コルクタイル

コルク樫の樹皮を原料にしてチップにしたものを加圧し焼き固めた素材です。

非常に強く、耐久性に富み、吸音性や断熱性も高いものです。触感が柔らかいので温かみのある自然素材で、住居の多くの部屋に適した素材と言えます。

色のバリエーション白から黒まで豊富にそろい、素材感をより楽しむオイルステン、強度の高いウレタン塗装が採用されます。

タイルであることから部分的な補修がしやすいのもメリットです。

タイル

床用のインナータイル貼りです。

水に強く耐久性があり、ペットの居場所や植栽のための場所としてリビングの一部、または全部をタイル張りにすることもできます。

部屋の一部は土足で使用したいという場合にも使用できます。

デメリットは床に座って暮らす場合には堅いということ。

また目地に誇りがたまりやすいという事があります。

カーペット

敷き込みカーペットです。

保温性や吸音性があり、触感も柔らかいのでキャスター付きの椅子を多用する場合に傷つく恐れのあるフローリングの保護として使用することもあります。

静電防止、防火、防カビ、防虫性能の付加されたモノも多く出回っています。

子供部屋で、直に床で遊ぶ場合には良い素材です。

デメリットは物をこぼした時や髪の毛などの掃除に手間がかかることです。

クッションフロア

長尺シートの塩化ビニールシートで、大理石調からフローリング調まで様々なものが出ています。

耐水性に富むので、床を水拭きしたい場合には良い素材です。

室内の掃除に掃除機と使い捨てペーパーを使った簡易モップを使用するご家庭が多いと思いますが、床を水拭きするとお部屋の空気は一変して浄化されます。

気軽に水拭きするために、デザインも豊富なクッションフロアは良い素材です。

デメリットは熱に弱いことです。

キッチンで熱による変色を防ぐにキッチンマットを使用する場合が多いでしょう。

塩ビ床タイル

塩化ビニールシートのタイルタイプです。

タイル状なので傷んだ時には貼り換えやすい反面、接着がしっかり為されていないとあちこちで浮が起きるという事があります。

そういう時、角が欠けてしまう破損も起きます。

畳は和室に敷かれるものというイメージから、現在では洋室にも畳をと選択されることが増えてきました。

素足で歩く感覚や、寝転ぶ、座るというスタイルを求められるからです。

和室の機能は物を置かないために複合的で便利である反面、重い家具などを置く場合にはへこみや畳やけが目立つというデメリットもあります。

色の選び方

明るく、部屋を広く見せたい場合は白っぽい床を選びます。

日当たりがいい場合は輝度が高くなるので紫外線の侵入が心配です。

掃除は張り付いた汚れが目立つので拭き掃除が必要となる場合もあります。

黒っぽい床の場合は誇りが目立つので頻繁に簡易モップなどで誇りをとる必要があり、かえって清潔に過ごせるというメリットもあります。

重厚感があるので落ち着くということと、外からの紫外線をカットしやすい面があります。

床のリフォーム素材別相場

  • 複層材フローリング材:約6,000円/㎡~
  • 複層材フローリング+重ね張り工費:約10万円/6畳~
  • 無垢材フローリング材:約9,000円/㎡~
  • 無垢材フローリング+新規張り工費:約16万円/6畳~
  • コルクタイル材+新規張り工事:約6万円/6畳~
  • 床タイル材:約4,000円/㎡~
  • 床タイル+張り工事:約19万円/6畳~
  • 敷き込みカーペット材:約5,000円~
  • カーペット+敷き込み工事:約5,5万円/6畳~
  • クッションフロア材:約2,500円~
  • クッションフロア材+工事:約4万円/6畳~
  • 塩ビタイル材:約3,600円~
  • 塩ビタイル材+工事:約7万円/6畳~
  • 畳(本体+畳表):約9,000円~

まとめ

いかがでしたでしょか。

必ずしもフローリングだけが家の好みやライフスタイルにあっているとは限りません。

多くの材料の特徴を知り、広い選択範囲から、色だけでなく適切な素材を選びたいものですね。