ホームへ戻る

カテゴリー

新着記事

ここ1ヶ月間の人気の記事

リフォーム相見積もりの自作シートづくり

リフォーム相見積もりをしたけれど比較の仕方がわからない

リフォーム相見積もりをしたけれど比較の仕方がわからない

見積書比較をしやすくするために見積書のシートを作っておくとよいです。出てきた見積書がシートと合わない場合は、自力で書き換えてみるのもおすすめです。それによって見積もり落ちに発見しやすくなりますし、工事に対する理解が進みます。見積落ちしやすい部分など見積もり合わせの悩みについて取り上げます。

リフォーム相見積もりをしたけれど比較の仕方がわからない

相見積もりの目的は安い業者を探すことではなく、工事の適正価格を知ることです。

相場より安くコストパフォーマンスのイイものが出来上がることが、誰にとっても最も嬉しいわけですが、業者さんにとってもその工事が気持ちよく仕事ができる工事であった欲しいと思います。

どんなものも人の想いで出来上がっています。

自分の家を作る人は、願わくはやさぐれた人でないことを祈りたいですよね。

やさぐれの原因が「適正価格でない仕事を強いられた」からなんてことにならないために、適性価格を知っておくことは大切なことです。

リフォーム会社の方は基本的には喜ばれる家を作りたいと願っているはずです。

それを実現するには頑張ったところは誉めて、感謝することがより丁寧な仕事を引き出すのだと思うのです。

適正価格より頑張ってくれたところに気づくという感性を身に着けた施主さんは愛されます。

さて、相見積もり、出したけれど項目がバラバラで比較できない!という時に比較しやすい見積もり発注をする必要があります。

見積もりしやすい発注の仕方をピックアップします。

基本的な大枠の項目は指定する

単に同じ条件で相見積もりをするだけでは実は「比較」ができないようになっています。見積書の書式が各社で異なるからです。

クロス張りの価格を書き込むのに、材料費と人件費を分けて、全体の平米数で書き入れるタイプと、部屋別で座材料費+人件費込の価格で書き入れるタイプがあったります。

結果として同じであればいいのですが、材料費の単価や全体平米数の見積もり違いなどの原因で金額に差が出ることがあります。

時間がない中での見積書作りですが、基本的な大枠の項目は指定してある程度の書式を決めておくことで比較自体はしやすくなります。

クロスのグレードは間違っていないか、塗装の塗り回数は何回で見積もっているかなど、比較中に沸いてきた疑問はすべて説明を受けましょう。

仕様書に詳しくグレード指定する

見積の差が見積書に現れにくい部分の材料指定を行っておきます。

設備機器についてもクロスの番号についても「同等品」とすることで、無理な注文にはなりません。

仕様書に現れにくことでしていすべきことは、

  • 床・壁下地の種類、厚み、工法
  • 仕上材・設備・部材のグレード
  • クロス張り・塗装面の下地処理工法
  • 造作仕様・枠周りのおさまり、材料、塗装
  • 断熱材仕様(補助金など受ける場合は仕様が決まっています)
  • 養生仕様
  • 工事範囲の明確な指定

解っているはずと思っても案外伝わっていないのが人間だと割り切って事細かく指定しておくことで思い違いの単純ミスをなくしていくことを目指しましょう。

「いったよね!」「聞いてない!」という水掛け論は不毛です。

会社により異なる諸経費に含まれるサービスについて

リフォーム工事の諸経費として計上されるサービスについては先方からアピールされるとは思いますが、そういったものも別途で依頼すると費用がかかってしまうものに関してはチェックしておく必要があります。

  • 工事監督がリフォーム現場に常駐するかどうか
  • 工事中に監督とすぐに連絡が取れるか
  • ご近所へのあいさつ回りなど事前に行うか
  • 各種届出(建築確認申請・ローン申請図書など)など代行するか
  • 工事の進捗確認、検査報告、現場撮影などにの方法
  • 工事後のクリーニングの有無
  • アフターフォロー体制

上記のものは別途もしくは、工事サービスに含まれるかどうかを確認しましょう。

比較しやすい相見積もりとは

見積書を比較するということは、その金額の出た根拠を知るという事であります。

その金額が出た根拠が見積書で読み取れない場合は、質問しましょう。

見積書の表書きには工事総額が記されています。一枚めくると工事内訳書として次の項目が出てきます。

項目 内容
仮設工事:養生シート、足場など
解体工事:各所を剥がしたり外したりする工事
木工事:大工さんが行う工事。構造体から、下地ボード、合板、フローリングなど。
防水工事:ベランダ、屋根など雨かかりの防水工事
左官工事:土間や、塗り壁
タイル工事:タイル張り
木製建具工事:室内の木製建具制作と取り付け
鋼製建具工事:玄関ドア、アルミサッシなど
ガラス工事:サッシにはめ込むガラスなど
10 塗装工事:塗料を使う塗工事
11 内装工事:天井・壁仕上げ、畳など
12 建材工事:クロス、フローリング、合板。石膏ボードなど建材全般
13 家具工事:オリジナル家具製作、取り付け
14 給排水工事:水回りの給水と排水工事
15 住設工事:キッチン、バス、洗面台、トイレ機器と取り付け
16 電気工事:スイッチ、コンセントなど電気配線工事
17 空調設備工事:空調設備取り付け
18 断熱工事:断熱材の充填、気流止め、壁内結露防止工事
19 給湯工事:給湯設備設置工事
20 電気設備器具工事:照明器具、換気扇、など電気器具取付
21 外壁工事:外壁の工事
22 屋根工事:屋根の工事
23 金物工事:金属部分の設置工事
24 雑工事:カーテンレールやクリーニングなど
25 諸経費:リフォーム会社の経費と利益

工事内容によっては必要のないものや付加する項目もあるでしょうが、こうした項目に従って積算をお願いすることで、グッと比較がしやすくなります。

ただ、業者が通常と異なる見積もりを強いられて負担のかからないように配慮する必要はあります。

こうした資料を基に見積もり合わせをした結果、出てきた質問を隅々までぶつけて疑問点が無いようにすることが相見積もりを成功させます。

見相見積もりに出す時には決めるべきところはきっちり決め、出てきた見積書に関して文句を言うのではなく、業者自身にアイデアを出させて考えてもらい、おおらかに対応する態度が結果として良いリフォーム工事につながります。

リフォーム成功への一番の近道は、ひたむきなお施主さんの取り組みです。

まとめ

見積書のシートを作っておくと大分比較しやすくなります。

出てきた見積書がシートと合わない場合は、自力で書き換えてみるのもおすすめです。

それによって見積もり落ちに発見しやすくなりますし、工事に対する理解が進みます。