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壁紙で水廻りの環境を変えられるかも!?

洗面所・脱衣所の壁紙選びのポイント

洗面所・脱衣所の壁紙選びのポイント

インテリアを計画する時に、洗面所・脱衣所を最もこだわりたいという方は少ないと思います。それは、LDKとは異なり、あまりご来客の方に見られる空間ではないからだと思います。 しかしご家族の利用頻度で考えると、必ず毎日利用する洗面所・脱衣所の内装には拘るべきという考え方もございます。今回はそんな洗面所・脱衣所の内装の中でも特に壁紙選びについて書いていきたいと思います。 壁紙は現在の内装の壁仕上げの中でも最もポピュラーなものだと思います。戸建て住宅もマンションも、オフィスや店舗にも様々なところで使われている建材です。その分種類も非常に豊富で、いざ選ぶとなると種類が多すぎて分からないというご意見をよく耳にします。今回の記事を読んで、洗面所・脱衣所の壁紙選びをするにあたり、どのような考え方で選べば良いのか、その手がかりをご提示できればと思います。

洗面所・脱衣所には機能を持った壁紙が適している

消臭効果のある壁紙

消臭効果がある壁紙は、衣類についた生活臭等を消臭してくれる壁紙です。表面に消臭剤がつけられており、臭い成分に反応して吸着・消臭してくれるという仕組みです。
【例】リリカラの消臭壁紙『air refre』
https://www.lilycolor.co.jp/interior/products/wallcoverings/air_refre/index.html

防カビ効果のある壁紙

湿気の多い部屋では壁紙にカビが生えてしまうという事があります。そんなお部屋にオススメなのは防カビ機能付きの壁紙です。カビの胞子は放っておくと人体に悪い影響を当てえてしまい、小さなお子様がいらっしゃる方はアレルギーの原因になってしまうこともあります。防カビ処理が施された壁紙を部分的に貼ることもできますので、洗面所・脱衣所のように慢性的に湿気がたまる部屋にはオススメです。
【例】ルノンの抗アレルゲン壁紙『アレルブロック』
https://www.kabe.xyz/shop/runon_home17.html

抗菌効果のある壁紙

湿気が多い場所にはカビなどの菌が繁殖しがちです。衛生面で気になるという場合は抗菌効果がある壁紙をお勧めします。表面に抗菌剤が使用された壁紙で、あらゆる種類の菌の増殖を防ぎ、抑制する効果があります。ご家族の中に高齢者や小さなお子様がいらっしゃる場合は、免疫力が高くないため、衛生的な洗面所にすることができます。防カビ効果よりもワンランク上の効果があるといったイメージです。
【例】サンゲツの抗アレルゲン壁紙 カタログ『FINE』に掲載
https://www.kabe.xyz/shop/sangetu-fine21.html

吸放湿効果のある壁紙

カビや菌を防止する種類の壁紙とは考え方を変え、そもそも壁紙に吸湿・放湿効果を備えたものです。そもそも日本は湿気が多く、特に梅雨時期は非常に高い湿度を記録します。洗面所・脱衣所はお風呂の湯気が入る上に、窓を開けても外気の湿度が高いとあまり換気の効果も見込めず、結果カビが生えてしまうのです。お金をかけて調湿効果のある漆喰壁や珪藻土壁を計画する方法もありますが、そんな効果を壁紙でも実現したのがこちらの壁紙というわけです。カビや菌の増殖を抑制する方法とは異なり、壁紙に調湿機能をつけることで、カビが生えにくい乾燥した快適な空間に湿度を保つというわけです。
【例】サンゲツの吸放湿・通気性がある壁紙
https://www.kabe.xyz/shop/sangetu-fine23.html

防汚効果のある壁紙

表面にフィルム加工を施した種類の壁紙です。抗菌効果の壁紙を間違えがちですが、抗菌剤を利用したのではなく、壁紙をコーティングしたようなイメージです。一般的なクロスではお掃除しづらかった汚れが、水拭きや中性洗剤を使って落とすことが出来るというわけです。洗面所の水がかりの場所では、汚れた水が飛び跳ねてしまいます。そんな場所にお勧めの壁紙です。
【例】リリカラの防汚・強化壁紙『タフクリーン』
https://www.lilycolor.co.jp/interior/products/wallcoverings/toughcrean/index.html

すべての機能を包括したような壁紙は残念ながらありませんが、それぞれの壁紙をお部屋の中の壁面ごとに使い分けるという方法もございます。例えば、吸放湿効果のある壁紙は天井面に計画し、汚れがつきやすい洗濯機周りの壁紙には防カビ効果や抗菌効果の壁紙を計画、洗面台付近には防汚効果のある壁紙といった具合です。どうしてもコンパクトな洗面所・脱衣所で、貼りわけは難しいという場合も多いかもしれませんが、家族構成や生活スタイルと照らしあわせて、どの機能性壁紙が最もご自宅に合っているかを考えてみてはいかがでしょうか。

窓がない洗面所の場合は明るさを意識する

洗面所や脱衣所はコンパクトな部屋が多く、集合住宅に住んでいる方は特にそうだと思います。また戸建て住宅では当たり前にある窓がない洗面所・脱衣所も多いのではないでしょうか?そんな時は出来るだけ部屋を広く見せるためにホワイト系の壁紙を選ぶと良いでしょう。洋服は明るい色は膨張色と言って太って見えるとよく言いますよね。壁紙選びも同様で、ホワイト系の明るい壁紙を使うことで、壁面が広く明るく感じられるのです。

洗面所・脱衣所をおしゃれにするための壁紙テクニック

毎日使う場所だからこそ、デザインにも拘りたいですよね。洗面所・脱衣所はLDKや寝室と比べてコンパクトなお部屋なので、少し色柄を加えるだけでもガラッと印象が変わる場所です。
こちらではよくある真っ白な壁紙の洗面所・脱衣所をおしゃれにするための、壁紙に関するテクニックを紹介したいと思います。

大柄の壁紙をアクセントに

壁紙は色が異なるだけの単色系だけでなく、大きく柄や絵が描かれた壁紙があります。一見派手で、採用するには勇気がいりそうな壁紙ですが、そんな壁紙をどこか1面だけに貼ってしまうというアイデアです。全面に貼ってしまうと少しうるさくなってしまいますが、1面なら差し色のように部屋の印象を変えてくれます。

質感が感じられる壁紙を天井に

最近の壁紙はその質感まで非常にリアルに表現されており、木目調や網代張りのような柄の壁紙まで取り揃えられています。そんな壁紙を天井に利用するとその違いはほとんど分かりません。壁紙を変えるだけで、本格的な和風の洗面所・脱衣所にイメージチェンジができるというわけです。

タイル柄の壁紙で水回りを鮮やかに

上記のように木目調が各種あるように、タイル調の壁紙というのもございます。もちろんこちらも非常にリアルで、本当はタイルを貼りたいけど、手間とお金をかけたくないという方には非常におすすめです。

色柄を選ぶことはつまり、趣味や好みを取り入れるということだと思います。素敵な壁紙は多数ありますので非常に悩ましいとは思いますが、出来るだけ飽きがこないデザインを選ぶことをお勧めします。壁紙は主役ではなくあくまで脇役です。お部屋だけで見ると、アクセントとして計画した壁面はとても目立ちますが、その中に日用品や洗面台のデザインが入ってくると、まるで背景のような立ち位置になります。毎日利用する場所だからこそ拘りたい場所ですが、毎日見るだけに飽きがこないことも重要なポイントです。

まとめ

機能性やデザインなど、いろんな視点で壁紙について書かせていただきました。どれも最高のものを選びたいと考えてしまいますが、どうしても数ある商品の中から選ばなければなりません。そしてご予算もあるかと思います。良いとこ取りをするのがベストですが、何事にもまずは優先順位をつけ、叶えたいご要望順に壁紙を選んではいかがでしょうか?