壁や天井はお部屋のインテリアの大多数を占めるので、快適で綺麗にしておきたいものです。 壁紙選びを間違えてしまうと、せっかくの張り替えにもかかわらず、以前とあまりイメージが変わらない、なんてことになってしまう場合もあります。 壁紙は様々な種類がありますので、理想の壁紙を選んで納得のリフォームをしましょう。 壁紙の選び方など、壁紙リフォームの際に把握しておくべきポイントを、ご紹介します。
目次
壁紙リフォームのタイミング
壁紙の耐用年数は、5~10年と言われています。以下のような状態が見られたら張替えのタイミングといえます。
- 色あせ
- 汚れ
- ニオイが沁みついている
- 亀裂
- 剥がれ
- 表面の毛羽立ち
- カビの発生
- 壁紙の継ぎ目の汚れの溜まり
壁紙は、時間が経つと汚れや傷が目立っていき、壁紙に付着した匂いにより不快な状態となっていきます。壁紙を張り替えるだけで改善するので、短時間で快適な空間へと早変わりさせることができます。
どんなお部屋にしたいのかをイメージして選んでみよう
壁紙を選ぶ際の1番のポイントは、どんなお部屋にしたいのかをイメージすることです。次のようなポイントに目を向けて、壁紙選択を考えてみましょう。
- どんなふうに部屋で過ごすのか
- 配置している家具や雑貨などとの調和
- 床やドアの色合いとの調和
- ライフスタイル
家具や床、ドアとの色合いの調和は、このような感じで選ぶと間違いなく無難に選ぶことができます。
- 白っぽい、こげ茶の場合:グレー系の壁紙→モダン系やシック系の雰囲気
- ミディアムオーク、ベージュ系の場合:ベージュ系の壁紙→ナチュラル系やベーシック系の雰囲気
- 白っぽい、茶系の場合:白系の壁紙→ベーシック系やモダン系の雰囲気
木目調の色合いをこのような色合いの壁紙に合わせることで、失敗のない無難な内装とすることができます。
床と壁、天井の色合いのバランスを考えよう
内装というのは、低い部分に濃い色を配置し、上部になるにつれてどんどん明るくなっていく色合いとすることが定番となっています。床は濃い色にすることで重みを持たせ、天井に行くにつれて薄い色合いにすることで、上部がふわっと広く開放感あふれる効果を演出します。
色合いを逆にすると床に重みが発生しにくくなり、天井が濃いと低く感じて圧迫感と狭さを印象づけてしまいます。
厚めの壁紙を選ぶと綺麗な仕上がりになる
壁紙というのは見本帳にたくさん載っていますが、実際に触ってみると薄い壁紙と厚い壁紙があります。おすすめなのは、厚手の壁紙です。
薄い壁紙は下地の凹凸が目立ちやすく、地震などの動きが建物にかかってしまった場合、すぐにヨレたり亀裂が入ってしまいます。大地震が多いですので、いざ大きな力がかかってしまった場合も想定して選ぶべきといえます。
建物に動きが発生した場合の壁紙の亀裂などは天災扱いですので、修理費用は業者ではなくお客様負担となってしまいます。
見本帳で壁紙に触れてみて、厚手の物を選んでみましょう。触って確認してみると、壁紙ごとに厚みに違いがあることがわかります。今後建物に動きが発生してしまっても、厚手の壁紙なら上手くカバーして使い続けることができます。
壁紙はDIYでリフォームしても良いのか
壁紙はホームセンターなどの身近な場所でも取り扱っているので、DIYでご自分で張替えしてみようと思われる方もいると思います。しかし、DIYでの壁紙張りはオススメできません。
壁紙リフォームをDIYで行うことをおすすめできない理由には、次のようなものが挙げられます。
平らに仕上げにくい
壁紙張りというのは、想像以上に難しい施工となります。平らに綺麗に貼ることは意外と難しく、仕上がりがボコボコと凹凸ができてしまうことは、よくある話です。
継ぎ目が合わない
壁紙張りには継手が発生してしまいますが、継手の合わせ方は非常に繊細な作業です。DIYで施工した場合のほとんどが継手の貼り方に失敗しており、継ぎ目がチグハグとなってしまったという声が多く挙がっています。
想像以上に重労働
1部屋だけだからDIYでも大丈夫と思って施工する方がいますが、意外と難しく大変だという声も挙がっています。張り方が良くないので、張った先から剥がれてしまったり、完成まで想像以上に時間がかかったりなど、やはりプロのように簡単にはいきません。
プロに依頼すれば、スピーディで安定した仕上がりで張替えができます。DIYよりも費用はかかりますが、最高の内装とすることができます。
まとめ
今回は、壁紙のリフォームポイントについて、ご紹介しました。
壁紙は短時間でリフォームができるので、お部屋の雰囲気を変えたいなと思ったら実行してみましょう。ご紹介したポイントを踏まえて、失敗のない理想の壁紙工事をしましょう。