リフォーム会社選びは人選びです。とくに総合的に工事を見る監督さんの力量を侮ってはいけません。良い監督さんにリフォームをお願いしたいものですが、どのように出会えるのかをあげていきます。
目次
- リフォーム会社を見つける方法
- 新聞・雑誌社が主催するリフォームセミナー
- インターネットのリフォーム会社マッチングサイト
- 新聞チラシやポスティングされたチラシ
- ご近所の口コミやリフォーム現場を見る
- これまで付き合いのあった建築士・工務店・ハウスメーカー
- 知人・友人・親戚・上司などの紹介
- リフォーム会社のホームページ
- どんな種類のリフォーム会社があるか
- 住宅メーカー・ゼネコン
- 地元の工務店
- リフォーム専門会社・内装会社
- 設計事務所
- 設備メーカー系
- 電気・ガス・水道設備会社
- 大工・クロス・塗装・左官など専門技術会社
- ホームセンター・家具店・建材店・不動産会社
- 信頼できるリフォーム会社のチェックポイント
- 同規模のリフォーム実績をみる
- 建築業登録の確認
- 建築場所に近いか
- 失敗するリフォーム会社の選び方
- 有名会社、大企業だからという選択は失敗の元
- 知人の紹介は失敗の元
- 営業トークに乗せられた
- 相見積もりを出さずに決めた
- まとめ
リフォーム会社を見つける方法
「リフォームをしよう!」と決めて大体のイメージや予算のめどがついたらいよいよ具体的なリフォーム工事へとコマを進めます。
さて、しかしどうやって数多くの会社の中から、親切でこちらの要望をよく理解してリフォームしてくれる会社と出会えるのでしょうか。
まずは、リフォーム会社探しの方法から述べます。
新聞・雑誌社が主催するリフォームセミナー
住宅専門誌や新聞に公告されるセミナーでリフォームに付いて学びながら、リフォーム会社の情報も収集できます。
遠方の場合や工事内容によっては直接施工するリフォーム会社に巡り合えないケースもあります。
インターネットのリフォーム会社マッチングサイト
リフォーム会社と施主を引き合わせるサイトがたくさんあります。
問い合わせや見積もり依頼をした感触を得ることができます。
複数の会社から選ぶことができます。
新聞チラシやポスティングされたチラシ
チラシにできる工事範囲が示されていることや、地元の会社なので、工事可能な場合が殆どです。
ご近所の口コミやリフォーム現場を見る
実際の工事や完了後を見ることができ、技術やデザイン力を知ることができます。
これまで付き合いのあった建築士・工務店・ハウスメーカー
そこで依頼するかしないかは別として、相談を持ち掛けることで情報を得ることができます。
知人・友人・親戚・上司などの紹介
リフォーム工事は成果物が個別でことなり一定のものではありません。
製品を購入するのではなく施工する技術を買うものなので工事会社の担当者により成果が異なる場合がとても多いのです。
その場合、断るにしても遠慮が働き通常の判断ができない事が出てきます。
新築・リフォームに関わらず「紹介」はできるだけ避けたいものです。
リフォーム会社のホームページ
そのリフォーム会社の勢いや理念が表出するのがHPです。
どんな種類のリフォーム会社があるか
リフォーム工事はその規模も様々であり、リフォーム工事は費用も範囲も多岐にわたりますので、リフォーム会社も多岐にわたります。
住宅メーカー・ゼネコン
新築物件を主に扱う会社のリフォーム部門です。
一般的に経費率が高いとされていますが、新築時の素材・機種と同等の部品を調達できる可能性は高いです。
営業―設計―工事担当者はそれぞれ別かれているので、希望がそのまま工事に反映させるためには、担当者の力量が大きく関わってきます。
地元の工務店
小回りが利いて全体をそう監督できる役割を果たします。
リフォーム専門会社・内装会社
設計と工事は一人の担当監督者が行うことが多く、意思疎通がしやすいと言えます。
多くは専門技術者が立ち上げている会社が多いので小回りが利きやすく意志決定も割合迅速に行えることが多いです。
社員がおらず監督が一人でやっているという場合もあります。
建築業者登録の有無や保証関係をしっかり調べる必要はあります。
設計事務所
施主と工事会社の間に立つ第三者となり公平な工事を実現しやすいです。
確認申請が必要なリフォームの場合は、設計事務所に設計・工事管理までトータルで依頼すると、見積もり合わせなど予算との調整や無駄な経費を押さえつつ工事費全体を整えることができます。
設備メーカー系
トイレやバスルームのメーカーのリフォーム部門です。
依頼すると費用を押さえられます。それ以外の大工工事など複数の工事種類を含むリフォームに関しては全体の監督力に長けているリフォーム会社・工務店に依頼することをおすすめします。
電気・ガス・水道設備会社
各設備を修理、交換する場合は直接工事を依頼すると費用を押さえられます。
それ以外の大工工事など複数の工事種類を含むリフォームに関しては全体の監督力に長けているリフォーム会社・工務店に依頼することをおすすめします。
大工・クロス・塗装・左官など専門技術会社
各専門分野を修理・取り換えする場合は直接工事を依頼すると費用を押さえられます。
それ以外の大工工事など複数の工事種類を含むリフォームに関しては全体の監督力に長けているリフォーム会社・工務店に依頼することをおすすめめします。
ホームセンター・家具店・建材店・不動産会社
各店舗のリフォーム部門であり、リフォーム会社の一形態です。
総合的な工事の場合は必ず「監督」が必要です。
依頼する会社やその担当者に監督ができない場合は、依頼する会社が間違っているという事です。
信頼できるリフォーム会社のチェックポイント
リフォーム規模と依頼すべき会社が絞れて来たら次には、具体的な会社の選別にかかります。
同規模のリフォーム実績をみる
まず、その担当者・監督の実績を見せてもらうことです。
どのメーカー・工務店でも実績はあるでしょうが、自分の家を担当する人の実績を見たいものです。
建築業登録の確認
無許可で工事をする場合は、途中で逃げてしまうという事がないとも限りません。
何十万・何百万という建築費用を流用しないシステムになっているかチェックしましょう。
建築場所に近いか
何か不具合が起きたときにすぐに来られる場所かどうかも大事です。
建築工事には工事により保証期間が決まっているものもあります。
契約書などに記されますので、保障の確認ができない場合にハンコを押してはいけません。
失敗するリフォーム会社の選び方
細心の注意をしても「失敗した!」と思うところが出ることもあります。
リフォームの成功はひとえにリフォームする監督選びにかかっていると言っても過言ではありませんので、失敗しない観点から会社選びのチェックポイントをあげていきます。
有名会社、大企業だからという選択は失敗の元
会社は選べても工事監督をしてくれる担当者は選べません。
そこがネックです。
知人の紹介は失敗の元
知人が紹介してくれるのが、リフォームを担当する監督であれば割合失敗は少ないでしょう。
営業トークに乗せられた
話として出てきた内容ではなく、図書として出てきた内容と現物だけを判断材料としましょう。
営業マンとの議事録は全部のこして双方が持ちます。
相見積もりを出さずに決めた
その工事が適正価格かどうかは同時に出される「時価」で比較してはじめて出てきます。
その会社が気に入り、工事費用も予算に収まったとしても2社以上に出すことでより良い工事になる可能性が高いのです。
まとめ
リフォーム会社選びは人選びです。
とくに総合的に工事を見る監督さんの力量を侮ってはいけません。
良い監督さんにリフォームをお願いしたいものですね。