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リフォーム会社に勤務する私が読んでびっくり!

『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』

『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』

リノベーションを考えている人なら、誰でも経験者の声を聞きたいものです。 「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」は、実際にご自宅のリノベーションを経験したトップブロガーのちきりんさんの経験を基に、顧客目線でリノベーションについてのわかりやすい解説や目を向けるべきポイントなどが満載です。 どのような本なのか、詳しくご紹介していきます。

リフォーム会社に勤務する私が読んでびっくり!

私は、以前建築現場で現場監督をしていました。
お客様と接触することも多く、理想の建物を造っていくなかでお客様の想いを100%くみ取ってあげることができなかったことが多々ありました。
お客さまの最高の住まいを提供してあげたいのに、必ず何かが欠けていたと思います。

この本は、リノベーション施工関係者も多く愛読しており、リフォーム会社が把握しにくいポイントを理解できる内容となっています。
お客様目線でのリノベーションに関する考え方や思いが詰まっている本であり、お客様が思うリノベーションに対する考え方や思いを理解することができます。
リフォーム会社側はお客様が求めているリフォーム内容を理解することができ、より満足度が高いリノベーションへとみちびくことへの大きな参考になります。

お客様が思うリノベーションに対する素直な思いがギッシリ詰まっている、バイブル的な1冊です。

プロジェクトとしてのリノベーションが本当によくまとまっているので、ぜひ手にしてもらいたい

リノベーションというのは、想像以上に難しい改修工事です。
そのため、細かい部分にまで目を向けて時間をかけてゆっくりじっくり計画をすることが、とても大事となります。
この本には、リノベーションに対するわかりにくい現状など、リノベーションに対する楽しさ以外の大変な部分も事細かく記載されています。
実際リノベーションを行う際に必ずぶつかるであろう難題に対し、詳しく記載されています。
リノベーションの際に発生すべき難題を事前に把握しておくことはとても大事であり、難題を把握して取り組むことにより、満足度の高いリノベーションへとみちびくことができます。

本はこんな内容

第1部 リノベ前に知っておきたいとても大切なこと

・第1章 リフォームとリノベはどう違う?
・第2章 「リノベならなんでも変えられる」はウソ
・第3章 リノベは客と業者の共同プロジェクト
・第4章 予算もスケジュールも自分次第

第2部 リノベのリアルプロセス

・第5章 リノベ会社のタイプを理解しよう
・第6章 実録!リノベ会社の選び方
・第7章 現地調査が始まった!
・第8章 理想のキッチンを手に入れよう
・第9章 契約から工事へ
・第10章 リノベ費用と見積書

第3部 リノベ完成!振り返りとともに

・第11章 こんな部屋になりました
・第12章 引っ越し、そしてモノとの格闘
・第13章 リノベで「親の家問題」を解決
・第14章 さあ始めよう!

リフォーム会社の私からみて、こういう点がすごいと思った

リフォーム専門の私が読んで、素晴らしと思う点が多くあります。
それは、リノベーションを行う際に重要に思ってほしい数々のポイントがお客様目線でわかりやすく記載しているところです。
リノベーションは大規模改修工事ですので、お金さえかければ何でもできるイメージがあると思います。
しかし、既存の建物の作りや環境により、制限を受けてしまう場合も多々あります。
また、お金の話やリノベーション業者の選び方など、意外に知られておらず把握してほしい具体的なポイントもこの本には満載に詰まっています。
リノベーションは多くの費用をかけて住まいを生まれ変わらせることができる改修工事ですが、出来上がりの見た目以外に目を向けるべき重要なポイントは数多くあり、そこに忠実に目を向けることで理想の住まい造りとすることができます。
それらのポイントにも目を進めていくということは、満足度が高いリノベーションへとみちびくためにとても大切となります。

また、施主がリノベーション会社と一緒にあいさつ回りに行ったというのも、実践してほしいポイントといえます。
あいさつ回りは、工事自体には実際関係ないことと思うかもしれません。
しかし、お客様が一緒にご近所をまわって挨拶をすることにより、リノベーション工事中にご近所にご迷惑がかかることがあっても多少であれば目をつぶってもらえます。
リノベーションというのは大きな騒音や人の出入りが多くなってしまうので、周りの方の理解というものが物凄く必要となります。
近年はご近所付き合いをせず、工事を行う際もあいさつ回りに出向かないお客様がいます。
あいさつ回りを業者に任せっきりにするのではなく、リノベーション成功のために自ら動くようにしましょう。
面倒な手間でも、後に強い味方となってもらえます。

特に良いと思った10個のこと

この本を読んで特に目を向けてほしいポイントを、10個ご紹介いたします。

リノベーション会社とのコミュニケーションは大事

リノベーションはお客様の理想の住まいを作る改修工事ですので、お客様が思う理想をリノベーション業者に伝えないといけません。
そのため、業者とはきちんと理解をしてくれる間柄になることが、非常に重要となります。

お金に対する嘘をつかない

予算に対して嘘を言ってしまうと、後に無駄な時間がかかってしまうことがあります。
予算に叶っていない状態と業者が把握した場合、お客様の要望を叶えてあげようと解決する方法を探そうとするので、その時間は大きな無駄となってしまいます。
最初から正直な予算を業者に伝えることにより、最短のリフォーム計画とすることができます。

自分の生活感を嘘なく伝える

リノベーションは大金をかけて自分の理想の住まいを作る工事ですので、自分にとって1番の造りにしないといけません。
そのためには、自分の生活感を嘘なく伝えることが大事となります。
テレビは寝ている場所からも見えるようにしたい、掃除が苦手なので汚れにくい内装材にしたいなど、自分が思う理想を素直に全て伝えるようにしましょう。

直ぐ会える距離の業者を選ぶ

リノベーションは現地を見ないと計画できないこともあり、実際に工事がはじまったら細かい現場確認も必要となります。
また、リノベーション後にトラブルが発生した場合も、直ぐ会える距離の業者は夜中でも素早く駆けつけてくれます。
担当者がすぐに来てくれる距離の価値は、想像以上に大きくあります。

施工事例が挙げられている業者を選ぶ

ホームページに載せている施工事例を見ると、その業者の得意とするリノベーションのカラーが伝わってきます。
そのため、自分の理想のリノベーションを行う業者を的確に選ぶことができます。

リノベーションにかかる期間はお客様次第

リノベーションにかかる時間は、お客様のスタンスや考え方により異なります。
早く終わらせたい場合は、希望のプランを計画的に明確にする事が大事となります。
ざっくりとしか考えておらず業者任せにしてしまうと、長い時間を費やしてしまいます。

ショールームの状態を鵜呑みにして捉えない

リノベーションの際は、システムキッチンなどの水まわりの機器を検討するためにメーカーのショールームに行く場合があります。
しかし、ショールームの展示備品は高額な組み合わせのものが大半であり、すぐにリノベーション価格が上がってしまいます。
うっかり高額な設備機器を選択してしまわないように、注意すべきといえます。

使用体験はおすすめ

ユニットバスなどの使用体験は、実際の大きさや空間、雰囲気を感じることができるので、おすすめです。
実際に触れたり足を踏み入れることで、便利や使い勝手が理解できるものです。

材料より手間の費用の方が高い

機器や材料の追加の場合、工事費の方が高くつきます。
特に施工に手間がかかる機器や材料は、想像以上の高額な工事費が加算されます。
追加の際は、材料費だけではなく高額な工賃も請求となることを把握した上で検討をしましょう。

打ち合わせには画像を持っていく

雑誌やネットなどで集めた写真を持っていき「このようなリノベーションにしたい」とイメージを伝えることで、具体的な提示となることで理想のリノベーションとすることができます。

ほんとよいから、この本よんでください!

この本は、リノベーションで目を向けてほしい細かいポイントが満載です。
トップクラスのブロガーが自分のリノベーション経験を基にして書いているので、見落としがちな重要ポイントにより非常に勉強になります。
面白くて役に立つ話がたっぷり詰まっているので、リノベーションを計画中のお客様や施工会社必読のバイブル本です。

『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』